【開催レポート】Zen 2.0 in Fukui 2024 永平寺町 ~大地に坐す Touching The Earth~
2024年10月11日、福井県永平寺町にて禅とマインドフルネスの国際カンファレンス「Zen 2.0 in Fukui」を、そして11月16日〜17日には【リトリート】を無事開催することができました。多くの皆さまにご参加いただき、心より感謝申し上げます。
Zen 2.0 in Fukui 2024 開催報告
今年のテーマ「大地に坐す〜Touching the Earth〜」のもと、地球生命とのつながりを見直し、禅の哲学やダイアログを通じて内なる平和と大地との調和を探求しました。当日は約50名の参加者が県内外から集まり、スタンフォード大学のスティーブン・マーフィー重松先生や大本山永平寺の西田正法老師による貴重な講演をはじめ、福井で活躍する伝統工芸職人やアーティストの講演に耳を傾けました。会場に集う参加者同士の対話を通じ、新たな気づきやアイディアが生まれる場となりました。
本イベントは、ZENを通じて自然との共生や持続可能な未来への第一歩を考える地域参加型のイベントとなり、参加者の皆さまと共に貴重な時間を過ごすことができました。

カンファレンスについて
特別基調講演(鎌倉との中継)
スタンフォード大学医学部の心理学者であり、ハートフルネス・ラボ創立ディレクターのスティーブン・マーフィー重松先生による「土の在り方、Embodiment」をテーマにした講演が、鎌倉会場との中継で行われました。両会場が一体となった身体感覚を活かすセッションは、愛と笑顔に満ちた温かい時間となりました。
特別基調講演(福井会場)
大本山永平寺副監院・西田正法老師をお迎えし、「自然との深い繋がり」と「自然と人間の共生」をテーマに、曹洞禅の教えを基にした心に響く講話が行われました。『すべては縁起である』という言葉から、自然とのつながりや縁起の法則について改めて考えさせられる時間となりました。

パネルディスカッション
福井で活動する伝統工芸職人、アーティスト、生産者が登壇し、「一行三昧(いちぎょうざんまい)」の精神を体現した深い対話が行われました。一つの行いに全身全霊を注ぐ禅の言葉を軸に、普段語られることの少ない原体験や哲学が共有され、自然・精神・ものづくりの交差点から新たな視点が生まれる場となりました。

ダイアログセッション
「テクノロジー」「精神性」「食」「芸術と表現」「場づくり」「ものづくり」「健康」をテーマに、多様なバックグラウンドを持つ参加者が集まり、白熱したディスカッションが繰り広げられました。各グループの発表では笑いが起こるなど、温かい雰囲気の中で創造的なエネルギーが生まれ、新たなアイディアやプロジェクトの種が育まれました。
繋がりを取り戻すワーク
ジョアンナ・メイシーの教えに基づいたグループワークを実施し、参加者は自分自身や他者、未来の世代、そして地球とのつながりを再確認しました。「先祖との対話で感謝が胸に溢れた」「持続可能な地球を残すために今できることを考えた」という声が寄せられ、アクティブホープ(希望を選び取る力)を育む体験となりました。

リトリートについて
秋の紅葉が美しい永平寺町で開催されたリトリートでは、国内外から集まった参加者が、永平寺での本格的な禅修行や坐禅指導を通じて、心身を整える貴重な時間を過ごしました。吉峰寺では瞑想・坐禅・散歩を通じて内省を深め、住職が地元の食材で作る精進料理に「縁起」への感謝を捧げる体験を。吉田酒造では蔵元の酒造りへの想いを聞きながら、五感を研ぎ澄ませる瞑想と利き酒を融合した<Sake Meditation>を味わいました。

オプショナルツアー ── ZEN × Craft Experience
カンファレンスに登壇した伝統工芸職人や生産者の工房を訪れ、福井の伝統工芸が現代にどう受け継がれ、持続可能な価値を生み出しているのかを学びました。越前漆器の美しい風合いと地元の郷土料理を楽しみ、越前海岸の恵みをお裾分けしてもらって作った塩作りも絶品でした。

最後に
「Zen 2.0 in Fukui」は、地域の自然や文化、禅の精神に触れることで、持続可能な未来への第一歩を共に考える場として開催されました。このイベントを通じて得られた学びや気づきが、参加者一人ひとりの生活や行動に変化をもたらし、社会全体の調和と幸福に繋がることを願っています。
<協賛>OOKABE GLASS 様に心より感謝申し上げます。