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【開催レポート】Zen カンファレンス 2025 in Fukui 永平寺町 ー半径0メートルの平和ー

2025.12.16

2025年11月16日(日)、福井県永平寺町の四季の森複合施設「旧傘松閣」にて『Zen カンファレンス 2025 in Fukui ー半径0メートルの平和ー』を開催しました。禅の教えと現代の暮らしを結ぶこの一日は、参加者の皆さまが豊かな自然と静謐な空間の中で自分自身と向き合い、他者との対話を通じて「今ここ」の平和を体感する貴重な機会となりました。ご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。 開催報告サマリー ── 「半径0メートルの平和」に思いを馳せる 2023年より始まったZen カンファレンスの今年のテーマは「半径0メートルの平和」。変化が激しく、今なお戦争や分断が続く時代だからこそ「目の前の人や自然、内なる自分との関係」を見つめ、「本当の平和はどこから始まるのか」という問いを他者とともに深める場として企画しました。 当日は県内外より約60名の参加者が集い、大本山永平寺副監院・西田正法老師の基調講演、坐禅、Zen Eating®(食べる瞑想)、統合のヨーガ、そして参加者同士の対話のワークを通じて、自分の内側と外側をつなぐ体験を重ねました。 各プログラムのハイライト アイスブレイク「ボールを使った思いやりのワーク」 心や感情に見立てたボールを数人で投げ合い、「普段のコミュニケーションの在り方」を自覚していきます。相手にどう渡すか、受け取ったときにどう感じるか──それぞれの個性があらわれ、互いが打ち解けるきっかけとなりました。 特別基調講演「Spirituality in Nature 〜自然と共にある、禅の生き方〜」 大本山永平寺副監院の西田正法老師をお迎えし、講演と坐禅指導を通じて禅の本質を教えていただきました。全員で実際に坐禅を組み、「一行三昧 ── すべては縁でつながっていること、その縁に対して真摯に関わる在り方」を体感覚的に得る貴重な機会に。坐る姿勢や呼吸といった身体的なアプローチから「心の平和」を築けること、禅は決して特別なものではなく日常の中にこそ宿るものであると再認識しました。 『Zen Eating®』食べる瞑想ワーク 国内外の企業・大学・国際カンファレンス等で『Zen Eating®』を広めるMomoe氏のガイドのもと、地元永平寺の精進料理がベースの特別なお弁当を味わいました。五感をフルに使いながらひと口ひと口をゆっくり味わう時間は、「今この瞬間」に集中する瞑想そのもの。「こんなにも食事が深い行為だったのかと驚いた」という声も寄せられました。 気づきのダイアログ ── 自分とつながる・他者とひらく 午後は「半径0メートルの平和」をテーマに、お互いの問いや感覚を分かち合うダイアログを実施。共通点から生まれる共感や、異なる視点から得られる発見が次々と生まれました。「まずは自分の状態を認識することが大事」「自分に気づくには他者との関わりが必要」など、それぞれの「半径0メートルの平和」が言葉として結実した時間でした。 統合のヨーガ「呼吸と静けさに身をゆだねて」 最終プログラムは、ヨーガ療法士として30年以上の経験を持つ山川美保氏による「統合のヨーガ」。「本来の自分はすでにここに在る」ことを静かな動きと呼吸を通じて体感するワークで、今ここに生きていることの感謝と調和の空気が会場全体を満たしました。 参加者の皆さまの声 永平寺の西田副監院さんのお話と坐禅に始まり、ZENイーティング、ヨーガなど、初めてのことで緊張しましたが、午後に初めて会った人たちとのワークで本音で話し、皆さんの本音を聞き、元気になっていきました。福井に禅があることにご縁を感じ、一人一人の平和を広げていけたらと思いました。 ── 五十嵐 昭順 様(株式会社アイジーエー 代表取締役社長) プログラムひとつずつがとてもスペシャルで、半径0mの平和に没入する幸せを感じました。時間をこれほどまでに忘れたイベントははじめてです。 ── 百武 ひろ子 様 人生初の永平寺へ向かい、約7時間を過ごしました。西田副監院のお話にあった「一行三昧」── 一つの行いに集中すること。これって禅か。武術と禅の古くからの結びつきにも通じる感覚を受け、頭の中がスッキリした1日になりました。 ── 垣本 和行 様(Greens boxing Studio 代表 / 整体師) 今後の展開について 『Zen カンファレンス 2025 in Fukui 永平寺町 ー半径0メートルの平和ー』は、禅の聖地・福井だからこそ実現できた特別なプログラムとなりました。実行委員会は、多様な立場・専門の人々が集まり、分野を超えた対話を生み出し、新たな気づきを育む場を目指しています。世界中の分断が進む今だからこそ、地域から世界へ、そして一人ひとりの内側から外側へと広がる平和のフレームづくりを。来年もまた、福井の地で皆さまとお会いできることを楽しみにしています。 <Special Thanks>会場を提供いただいた四季の森複合施設「旧傘松閣」様、福井県永平寺町の皆さま、そして本イベントを支えてくださった多くの企業・団体・個人の皆さまに、心より感謝申し上げます。

【開催レポート】Zen 2.0 in Fukui 2024 永平寺町 ~大地に坐す Touching The Earth~

2024.11.11

2024年10月11日、福井県永平寺町にて禅とマインドフルネスの国際カンファレンス「Zen 2.0 in Fukui」を、そして11月16日〜17日には【リトリート】を無事開催することができました。多くの皆さまにご参加いただき、心より感謝申し上げます。 Zen 2.0 in Fukui 2024 開催報告 今年のテーマ「大地に坐す〜Touching the Earth〜」のもと、地球生命とのつながりを見直し、禅の哲学やダイアログを通じて内なる平和と大地との調和を探求しました。当日は約50名の参加者が県内外から集まり、スタンフォード大学のスティーブン・マーフィー重松先生や大本山永平寺の西田正法老師による貴重な講演をはじめ、福井で活躍する伝統工芸職人やアーティストの講演に耳を傾けました。会場に集う参加者同士の対話を通じ、新たな気づきやアイディアが生まれる場となりました。 本イベントは、ZENを通じて自然との共生や持続可能な未来への第一歩を考える地域参加型のイベントとなり、参加者の皆さまと共に貴重な時間を過ごすことができました。 カンファレンスについて 特別基調講演(鎌倉との中継) スタンフォード大学医学部の心理学者であり、ハートフルネス・ラボ創立ディレクターのスティーブン・マーフィー重松先生による「土の在り方、Embodiment」をテーマにした講演が、鎌倉会場との中継で行われました。両会場が一体となった身体感覚を活かすセッションは、愛と笑顔に満ちた温かい時間となりました。 特別基調講演(福井会場) 大本山永平寺副監院・西田正法老師をお迎えし、「自然との深い繋がり」と「自然と人間の共生」をテーマに、曹洞禅の教えを基にした心に響く講話が行われました。『すべては縁起である』という言葉から、自然とのつながりや縁起の法則について改めて考えさせられる時間となりました。 パネルディスカッション 福井で活動する伝統工芸職人、アーティスト、生産者が登壇し、「一行三昧(いちぎょうざんまい)」の精神を体現した深い対話が行われました。一つの行いに全身全霊を注ぐ禅の言葉を軸に、普段語られることの少ない原体験や哲学が共有され、自然・精神・ものづくりの交差点から新たな視点が生まれる場となりました。 ダイアログセッション 「テクノロジー」「精神性」「食」「芸術と表現」「場づくり」「ものづくり」「健康」をテーマに、多様なバックグラウンドを持つ参加者が集まり、白熱したディスカッションが繰り広げられました。各グループの発表では笑いが起こるなど、温かい雰囲気の中で創造的なエネルギーが生まれ、新たなアイディアやプロジェクトの種が育まれました。 繋がりを取り戻すワーク ジョアンナ・メイシーの教えに基づいたグループワークを実施し、参加者は自分自身や他者、未来の世代、そして地球とのつながりを再確認しました。「先祖との対話で感謝が胸に溢れた」「持続可能な地球を残すために今できることを考えた」という声が寄せられ、アクティブホープ(希望を選び取る力)を育む体験となりました。 リトリートについて 秋の紅葉が美しい永平寺町で開催されたリトリートでは、国内外から集まった参加者が、永平寺での本格的な禅修行や坐禅指導を通じて、心身を整える貴重な時間を過ごしました。吉峰寺では瞑想・坐禅・散歩を通じて内省を深め、住職が地元の食材で作る精進料理に「縁起」への感謝を捧げる体験を。吉田酒造では蔵元の酒造りへの想いを聞きながら、五感を研ぎ澄ませる瞑想と利き酒を融合した<Sake Meditation>を味わいました。 オプショナルツアー ── ZEN × Craft Experience カンファレンスに登壇した伝統工芸職人や生産者の工房を訪れ、福井の伝統工芸が現代にどう受け継がれ、持続可能な価値を生み出しているのかを学びました。越前漆器の美しい風合いと地元の郷土料理を楽しみ、越前海岸の恵みをお裾分けしてもらって作った塩作りも絶品でした。 最後に 「Zen 2.0 in Fukui」は、地域の自然や文化、禅の精神に触れることで、持続可能な未来への第一歩を共に考える場として開催されました。このイベントを通じて得られた学びや気づきが、参加者一人ひとりの生活や行動に変化をもたらし、社会全体の調和と幸福に繋がることを願っています。 <協賛>OOKABE GLASS 様に心より感謝申し上げます。